松江城
当園から車で約40分

松江城は現在の島根県松江市殿町に、1611(慶長16)年に築城された城であり、山陰地方で唯一天守が現存する城で、犬山城・松本城・彦根城・姫路城とともに国宝指定されている国宝五城のひとつでもあります。
1600(慶長5)年、関ヶ原の戦いで戦功を上げた堀尾忠氏が隠岐・出雲24万石を得るかたちで松江藩が成立し、月山富田城へ入城します。しかし、月山富田城が近世城下町の形成には圧倒的に不利であることから、運送などに利のある宍道湖と中海を結ぶ太田川の近く、かつては末次城があった跡地を候補に定めて築城を開始しました。
1634(寛永11)年に京極忠高が入封したのを機に、三の丸が造営されたことで、やっと松江城の全容が完成し、1638(慶長15)年に信濃国松本藩から松平直政が出雲18万6千石で入封すると、以降明治維新まで松平家によって統治されました。
明治維新後は廃藩置県により廃城となり、1873(明治8)年に発布された廃城令によって、天守を除く建造物が4〜5円(現在の貨幣価値で8〜10万円)にて払い下げられ、すべてが撤去されてしまいました。
残った天守も180円(約360万円)にて売却されることになりましたが、出雲郡の豪農・勝部本右衛門、元藩士であった高木権八が同額の金を国に収めることによって買い戻され、保存されることとなります。
1927(昭和2)年、所有者であった松平家が天守を含む城地を松江市に寄付。これによって公園として開放され、1934(昭和9)年には国より史跡として指定を受けました。
その後、2015(平成27)年7月8日に天守が国宝に指定され、国宝五城のひとつとして、多くの観光客が訪れる、島根屈指の観光スポットのひとつとなりました。
スポット名 | 松江城 |
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所在地 | 島根県松江市殿町1-5 |
電話番号 | 0852-21-4030 |
休業日 | 年中無休 |
開業時間(営業時間) | 7:00~19:30 (4月1日~9月30日)、8:30~17:00 (10月1日~3月31日) |