出雲大社
当園から車で約90分
出雲大社は正式名称を「いずもおおやしろ」といい、日本最古の歴史書である古事記や日本書紀にもその名が見える大神社です。それらによれば、その創建は神代に遡るとされており、もともとは大国主大神の国譲りに際して造営された、壮大な宮殿が始まりだったとされています。
社伝によると出雲大社本殿の高さは、最古は32丈(約96m)もの高さを誇る、時代背景から考えると到底なし得ない超高層建築物だったと言います。時代が下ると16丈(約48m)の高さとなり、現在は8丈(約24m)の高さとなっていますが、これは江戸時代前期である1667(寛文7)年の造営遷宮で計画されたものだとされます。現在の本殿などは、その次に行われた1744(延享元)年の造営遷宮で、3年半の月日を要して建て替えられたものであることがわかっています。
神社建築としては国内最大級であり、1952(昭和27)年には国宝に指定されました。
なお、2000(平成12)年3月末に、この境内を調査発掘中だった大社町教育委員会の発掘チームが、地下1.5mのところで、不思議な木柱痕を掘りあてました。直径1mをこえる大木の柱痕が3本組みになって、径3mにもなる形状であることがわかりました。これはまさしく伝説が出土したもので、高さ16丈の本殿が実在した証拠となりました。
当時、最初に発見されたのは棟持ち柱であり、同年9月には岩根御柱の発掘にも成功。文字通り歴史的大発見となり、すぐに本格的な学術発掘へと切り替えられ、その後も新しい発見が続きました。
ちなみに、出雲大社は縁結びで全国的に有名ですが、その由縁はしっかりと大社内にあります。主祭神である大国主大神と須勢理毘売命が出雲大社に鎮まった由緒が紹介された「縁結びの碑」です。 二柱の神は様々な試練を克服して愛を育み、夫婦の契りの盃を交わして永遠の縁を結んだ、ということから「縁結びの神様」と呼ばれるようになりました。縁結びは男女の縁だけではなく、人々を取り巻くあらゆる繋がりのご縁を結ぶものとされ、全国から多くの人々がさまざまな良縁を求めて訪れています。
スポット名 | 出雲大社 |
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所在地 | 島根県出雲市大社町杵築東195 |
電話番号 | 0853-53-3100 |
休業日 | 年中無休 |
開業時間(営業時間) | 6:00~19:00 (参拝時間)、6:00~16:30 (素鵞社参拝時間) |